こんにちは。@コマロンです。
京都出張にて。
グランドプリンスホテル京都さんにチェックインした後、ディナー利用でこちらに向かいました。
本場の京料理をずっと食べたくて、一カ月前から予約してたんです・・・。
ということで、京都府は京都西七条にある『いはら田(いはらだ)』さんに京料理を食べてきたのでその紹介と感想をまとめます。
和モダンの雰囲気でいただく居原田司さんの京料理は絶品
JR京都駅をおりてタクシーで10分ほど。
西大路七条というちょっと不便なところに『いはら田(いはらだ)』さんはあります。
2012年10月に、料理のスタイルと店構えを合わすためフルリニューアルしたそう。
白く明かりが灯った小さな看板が目印。
高級感のあるその外観に、この後のおいしい京料理を想像します・・・。
自家農園で育てられた有機野菜や、熟成但馬牛。
ハモ・すっぽん・ふぐなどの旬の食材を中心に、朝のとれたてを仕入れた新鮮な旬魚。
和モダンの雰囲気で、食材の魅力を引き出した創意工夫の京料理をいただけるとして人気のお店。
なかでもわたしは、料理人の居原田司(イハラダ ツカサ)さんが創りだす季節感をあらわした豪華な「八寸」が楽しみです。
【感想・レビュー】京料理 割烹のいはら田(京料理、懐石・会席料理、割烹・小料理)
店内
白を基調とした店内。
店内に入ると、1階はカウンター席でゆったりした間隔で9席。
中はお客さんがいたので写真は撮れず・・・。
書道家の山田秋邨先生の書も垣間みえます。
2階は個室のテーブル席です。
今回は2階の一番奥の6~8人は入れそうなスペースを贅沢に使わせていただきました。
楽しみにしていた京料理を、落ち着いた空間でいただく・・・。
料理人の居原田司(イハラダ ツカサ)さんじきじきにご挨拶をいただき、コーススタートです。
捌くまえの生きた伊勢海老を見せるパフォーマンスもあり期待が高まります。
響のハイボール
ファーストドリンクにいただきます。
1品目【鱈(たら)の白子】
寒くなってきたので暖かいお料理から。
くもこという、鱈(たら)の白子を葛粉をつけて焼いてるんだとか。
天然の真鯛の臀部を乗せて、刻んだ茎わさびの茎の部分と、ゆずを振りかけているそう。
ピンクの花は穂紫蘇というシソの花。
ねっとりと濃厚な舌触り。
2品目【松茸と鱧のすり流し】
名残鱧(なごりはも)を唐揚げにして、その鱧の骨でとった出汁をベースに松茸のすり流しにした一品。
香りもよく、品のある椀物です。
3品目【トラフグを使用したお造り】
山口県の天然のトラフグの身をぶつ切りにして、てっぴ(顔)や酒蒸ししたあらも入ってるそう。
かかっているソースはヤンニンジャンの韓国の辛味噌、ごま油を混ぜたアンコウの肝ソース。
上には自家製のキャベツの柴漬け、キュウリと白菜の浅漬け。
上から黒七味を振っているので、和えながらいただく。
トラフグの食感がたまんない!!
ヤンニンジャンのピリッとした辛さと、お新香がいいアクセントですね~
4品目【甘エビと紋甲イカのお造り】
甘エビと軟骨と耳のとこを入れた紋甲イカ(モンゴウイカ)、上に北海道根室産の生ウニを乗せた一品。
かかっているソースはその甘エビの殻を焙煎してパウダーしたものと甘エビの味噌と卵をあえたエビ味噌タレ。
ぷりっぷりの甘エビと淡泊なイカの相性がピッタリです♪
手前のわさびはお好みで。
4品目【伊勢海老】
先ほどの生きてた伊勢海老がこんな姿になってしまいました(笑)
伊勢海老の上にラトビア産のフレッシュキャビアをのせたぜいたくな一品です。
何もつけずにそのままいただく。
文句のつけようがない・・・美味。
5品目【マグロとサバのお寿司】
淡路島のサバとカナダ産の天然本まぐろのトロ。
添えているのが新生姜の甘酢漬け。
上に卵黄と昆布のペーストが醤油代わりなのでそのままいただく。
純米吟醸 亀亀覇~皇~
店員さんのおススメ。
滋賀のお酒だそうで冷酒でいただきます。
辛口だが、滑らかな味わい。
6品目【八寸】
秋が一皿に凝縮。
秋を象徴する紅葉の器にうつしていただく・・・。
子持ち鮎の甘露煮
杉葉に包んだ子持ち鮎の甘露煮。
骨までやわらかく、鮎の香りと味をしっかりと感じます。
白和え
白和えは(ラフランス、金時人参、むかご、水菜)、もみじのおふ添え。
柿卵・からすみ・海老芋フライ・鱧せんべい・南紀の寒天
右から順に。
柿見立ての卵の卵黄の味噌ずけ。ヘタは昆布。
今年仕込んで出来立てのカラスミ、こうしんダイコンと一緒にいただく。
カラスミはねっとり食感で塩加減も良いですね♪
フランスパンのバケットを衣にして海老芋フライにしていてうえに田楽味噌。
鱧の身のおせんべい。
イチョウの形のは南紀のすりながしを寒天にしたもの。
牡蠣
筒の中は三重県の牡蠣を土佐酢に付けたものと甘酢和えにした小かぶらを和えているそう。
多種多様な彩りや味わい、調理の手法、料理人の居原田さんのセンスが光ります・・・。
とても色鮮やかで、味はもちろん視覚も満足です。
7品目【熟成但馬牛】
但馬牛を2ヶ月間熟成した熟成ヒレ肉に菊の花のあんをかけた一品。
その上に素揚げした大葉と、あられをつけた銀杏も乗っかています。
粒マスタードをつけていただくとさらに美味しいとのこと。
湯布院の粒マスタードを使っているんだとか。
これがまた蜂蜜たっぷりで甘くてお肉に合います!!
8品目【上海ガニとくみ上げ湯葉とイクラ】
上海ガニと京都のくみ上げ湯葉と筋子から取り出した新モノのいくらを、カニの出汁でかけたジュレをかけた一品。
添えてあるすだちをかけていただく。
9品目【聖護院かぶの蕪(かぶら)蒸し】
すっぽんと生のキクラゲと焼き信長ネギが入っているそう。
すっぽんの出汁をあんにしてるそうで、コラーゲンたっぷりで体によさそう♪
10品目【伊勢海老のチャーハン】
先ほどの伊勢海老の残った身をつかってチャーハンにしたんだとか。
お新香も塩っ気は控えめで伊勢海老のチャーハンを邪魔せず、赤出汁もわたしの好みの味です。
11品目【代白柿のマスカルポーネ】
かわいい柿の容器です♪
フタをあけると、熟し柿の代白柿(だいしろかき)。
マスカルポーネのムースの上に、練乳とゆずのお酒を煮詰めたゆずのジュレがかかっています。
上の赤いもみじは赤ワインのグミ。
マスカルポーネというとイタリアのデザートによく使われるチーズですが、くせがなく柿との相性もいいですね!!
とてもおいしかったです。
ごちそうさまでした。
今回は、いはら田さんの一番高いおまかせ料理をいただきました。
中でもコースの中盤に提供される『八寸』は鮮やかです。
本場の京料理を食べるならば、ぜひご賞味いただきたい!!
会食や接待にもオススメです。
また伺います。
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店舗情報
食べログ評価 |
3.88 |
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店名 | |
ジャンル | 京料理、懐石・会席料理、割烹・小料理 |
予約可否 | 予約可 ※当日のキャンセルにつきましてはいかなる場合でもお料理代金を頂いておりますので、予めご了承下さい。 |
住所 | 京都府京都市下京区西七条比輪田町26 |
アクセス |
JR京都駅を出てすぐのタクシー乗り場から10分 京都駅よりバスで20分 JR西大路駅からタクシーで5分 JR丹波口駅からタクシーで5分 阪急西院駅からタクシーで5分 市バス西大路七条下車徒歩2分 丹波口駅から1,044m |
営業時間 |
【月〜土】 17:30~23:00 (最終入店22:00) |
定休日 | 日曜 |